タイムキーパー制の導入へ向けて

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世界のラグビーと、同じレベルの運営を目指し、
今年のトップリーグに「タイムキーパー制」が導入されます。
先日、ヤマハ大久保グラウンドでおこなわれた
ヤマハジュビロ対福岡サニックスブルースの練習試合にお越しになった、
トップリーグ事業委員会の福本さん(元神戸製鋼)に、少しお話をお聞きしました。


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福本さんは、PRとして、神戸製鋼で活躍。今までの経験を活かし、今年から、
トップリーグ運営事業委員会の競技運営チーフディレクターとして、
トップリーグ事業委員会に加わりました。
「協会や、レフリーと調整も済んでいますので、今年から『タイムキーパー制(※)』を
導入します。導入にあたり、テストを繰り返してきました。トップリーグの開幕が、
あと1ヵ月に迫る中で、全チームに経験してもらう意味もあり、各チームの
練習試合等へ足を運んでいます。
今日の試合で前半、ロスタイムが長かった(8分)のは、レフリーも、
タイムキーパー制を意識してくれて、プレーが止まり、時計を止めたところで、
全部合図を送ってくれました。後半は、その部分を少し調整して、ロスタイムは、
3分ぐらいでした。
『タイムキーパー制』の目的は、見ている人やプレーヤーが『試合時間40分』で
終わることを、明確にわかるようにすることです。プレーヤーも
『ロスタイム、あとなんぼかな?』と考えなくても済みますし。あとは、海外の試合、
例えばSuper14(※)やトライネーションズ(※)も、タイムキーパー制の
方向になってきています。それに合わせて、日本も、同じ運営ができるようにしたいと思っています」
(※)タイムキーパー制:ラストプレーを選手や観客に告知する
(時間管理をして、試合終了時間が明確にわかる形をとる)
(※)Super14:ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカの
地域代表合計14チームで行うラグビーの国際リーグ戦
(※)トライネーションズ:ラグビーの南半球三ヶ国(NZ、豪州、南ア)対抗戦
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トップリーグ事務局の、山田さん(元ヤマハラグビー部部長)、
福本さん、貴重な時間をありがとうございました!
海外ラグビーの試合をテレビで見ている途中、
40分を告げる「フォーン」という音、ラストワンプレーの合図と知らず、
試合会場の外でお祭りでもやっているのかと、思っていました。
「ロスタイム」と「ランニングタイム」で育った世代なので、
ロスタイムの攻防という、表現が使えないのは、
ちょっと寂しい気がしますけど、世界標準に合わせ、
変わっていく流れに、遅れることなく、ついていきたいと思います。
それにしても、どんな音を鳴らすのでしょうか?
世界標準で、音が用意されているのか、それとも、日本らしさを
出した音?(ホラ貝とか・・・)、開幕が楽しみです
事務局をはじめ、関係者の皆様が、無事に開幕を迎えることが
できますようにと、願っています!

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