三ヵ月後に対戦するときは

東芝対トヨタ。この対戦カードは、今シーズンの第一節と同じ。そのあたりも
少しだけアタック。３１日の試合後、トヨタの石井監督、東芝の瀬川監督の声です。

☆石井監督＠トヨタ
「去年できていたコンタクトにおいて、上積みされたはずの部分が全く出せて
なかった。密集におけるしつこさ、１歩前へ出る姿勢にしても、東芝さんは昨年と
変わらずしつこかったし、ここまで圧倒的に差がつくとは思っていなかった。
相手陣地で戦う時間帯については良かったのだけど、ゴールラインを割れ
なかった。ドロップゴールを狙う判断。あれはあれで選手達が考え下した
こと。ただ、そんなことをするな、と試合後に怒りましたけど。あの場面、キックで
はなく、体をぶつけて攻めるべきだった。小手先の勝負ではダメ。本質は変わって
いない。
＠地元の星、黒宮選手
今シーズン入団の、長尾（名城大）と上野（明治大）が後半から出場。
上野についてはラインアウトはまだ、でも出来は良かった。長尾は
コンタクトの場面で非常に体を張っていた。彼らのように、強い気持ちがあれば、
あとは技術をつけてやるだけ。成長が楽しみ。
＠後半のフォワード
今日、試合をやってみて、東芝さんがしっかりと練習していることがよくわかった。
うちも昨年同様に、練習をペースアップしていく」
☆瀬川監督＠東芝
「うちは、この試合が春の３戦目。今は、新しい外国人選手を使おうとしている
中で今回、トヨタさんと対戦することができよかった。チームとして収穫を
上げるとすればディフェンス。ゲーム全体を通し１歩前に出ることができ、
ようやく今年のスタートが切れたのかな、という感じ。
＠密集の激しさ、反応はさすが
この対戦は、トップリーグの第１節対戦カード。今はベテランが調整中で、
ジャパン組が不在。３ヵ月後には？、チーム力はもっと上がるだろうし、
今日のイメージは持っていません。開幕までの時間で、どれだけ力を上積み
できるのか。また、新ルールへどうやって対応し、自分達の色、チームカラーを
出していくか。新しいチャレンジです」
石井監督、瀬川監督。ありがとうございました。
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石井監督、瀬川監督。おふたりとも、真っ直ぐに飾らない言葉が非常に印象的。
そして私の耳に残る「デフェンス」（デが強調された発音というか）。
監督の色、素朴で素直な両チームは、３ヵ月後に、瑞穂で対戦。
今日の結果のままいくのか、それとも。
３ヵ月後、どんな色のラグビーを見せてくれるのか、期待しています。