楽しみながら普及活動

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久しぶりに所沢にある、国立身体障害者リハビリテーションセンター
でおこなわれた、ウィルチェアーラグビーのR&Lに参加しました。
来月、8月の9日、10日と兵庫県にて西日本大会が開催される
こともあり、鈍っている試合勘を取り戻そうと。たぶん5月に
おこなわれた東日本大会以来のご無沙汰(滝汗)。そういえば、
前回の時も同じことを言っていたような(間違いなく・・・・・・)。
試合勘といってもプレーヤーではなくTO(テーブルオフィシャル)。
スコアをつけたりタイマーの操作をしたり。何事もそうですが
やらないと忘れちゃうんですよ・・・・・・。


R&Lゲームとは、
「主に競技の普及を目的に行っている事業で、チーム登録されて
いない方(初心者)でも参加いただけるゲーム」
(日本ウィルチェアーラグビー連盟ホームページより抜粋)
国立身体障害者リハビリテーションセンター(通称:国リハ)で
リハビリをおこなっている方や、登録チーム(北は北海道から南は
沖縄までの国内10チーム:2008年6月現在)へ未登録の方に、
ゲームを通し、ウィルチェアーラグビーの楽しさを知っていただく、
また公式戦以外に試合を行うことで、個々のレベルアップを図る、
そして目に触れる機会を多くすることで、よりたくさんの方々に
このスポーツの楽しさを知っていただければという、普及活動と
しておこなわれているのがR&Lゲーム。
では、そもそもウィルチェアーラグビーとは?
「ウィルチェアーラグビーは、四肢麻痺者等(頸髄損傷や四肢の
切断、脳性麻痺等で四肢に障害を持つ者)が、チーム・スポーツを
する機会を得るために1977年にカナダで考案され、欧米では広く
普及している車いすによる国際的なスポーツ」
(日本ウィルチェアーラグビー連盟ホームページより抜粋)
アメリカのドキュメンタリー映画「マーダーボール」といえば、ぴんとくる
方もいるのでは。そう、それなんですよ。
ゲームは1チームが4人で持ち点制。それぞれの障害の程度により
障害の重い方0.5点~軽い方3.5点まで0.5点刻みの7段階。
1チームのプレーヤー4人の持ち点合計が8点以内。組み合わせが
戦術に大きな影響を与えることも。
@これは、持ち点の高い選手のラグ車(ラグビー車)。ガツンガツンと
当たってベコベコで傷だらけでも、大切な戦闘車。
@こちらは、持ち点の低い選手のラグ車。自転車のカゴのような
突起が前方についているのは、これで相手のラグ車を引っ掛けて
止める重要な役割。
試合の中で、持ち点の高い選手が、ピューと抜いたり、ガッシャーン
と音を響かせラグ車同士をぶつけあう様子に目を惹かれてしまい
がちですが、実は。この持ち点が低い選手の活躍もあってこそ、
チームの勝利がある、私はそう感じています。
日本代表選手ともなれば、ホォ!と感嘆が上がるプレーで、
ここぞのディフェンスを見せてくれる。これも、チームスポーツ。
すごいなと思うし、是非ラグ車同士の音、そこに見える閃光、そして
チームがひとつになる空気を多くの方に体感していただきたい、
そう素敵なスポーツのひとつ。
こういった活動のひとつひとつが今後の普及に必ずや繋がるはず。
これからも応援しています!

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