それぞれの夏、成長の夏 その1

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高校生の皆さん、試験頑張っていますか?。これが終われば楽しみな
夏はもう目の前。暑く熱い夏を個人的を楽しみに、成長の過程を追いかけて
いきたいな、なーんて。
グラウンドに足を運んだ中で、目にした、耳にした心温まる話は本当にたくさん。
月日が流れてしまいましたが、少しずつ紹介していきたいなと思っています。
春の県総体に臨む支部予選の名南地区に4月末、お邪魔しました。
そこで見た名古屋市立工業高校ラグビー部の様子を。
名古屋市立工業高校ラグビー部(名市工ラグビー部)を見たのは、昨秋の
県花園予選。その時、ものすごく印象に残ったのは、指導者の熱、そして
最後まであきらめずひたむきに走り続ける選手らの姿でした。今春の県総体、
名南支部予選は2回戦で同朋と対戦。残念ながら勝ち上がることはできません
でしたが、試合後、チームを率いる西山先生にアタック。指導の中で、一番大事に
していることなど、お聞きしました(西山先生をはじめ、名市工ラグビー部関係者の皆様。
紹介が遅くなり本当に申し訳ありませんでした)。


西山先生が名市工ラグビー部を指導し始めて5年。赴任当初は部員が
3人ほどしかおらず、まず部員集めからスタート。その後7人制に出場するなど
立て直しをはかり、そこでの準優勝をきっかけに、今は15人制で試合を
行えるまで部員数が増えたそうです。
「あきらめが早い雰囲気で(苦笑)。でも、ラグビーでは自分達のプライドを
しっかりと持ち、最後まであきらめない姿勢を持つ、そういう気持ちを伝えていきたいと
指導しています。今日の試合も、うまくはありませんが、グラウンドで選手らが
相手に立ち向かい必死にしがみついた。その結果、チャンスができたと思います。
先制したときは正直、ドキドキしちゃいました(微笑)」
はい、私もドキドキしました(微笑)。
@県総体名南支部予選、対同朋戦
「この子らの中には、体育の成績が2とか3の選手もいたりして、確かに、
飲み込む時間がかかります。でも、時間がかかっても彼らはやろうとしている。
その気持ちを大切にしてやり、そして先ほども言ったような相手にしがみつくメンタル、
それを伝えていければ。僕自身は異動等があり、いつまでここに居れるか
わかりませんが、後5年は大丈夫(微笑)。ラグビーをやっていてよかった、
そんないい思い出をこれからも一緒に作っていきたいですね」
西山先生、ありがとうございました。
@最後まであきらめない心
名市工ラグビー部は、本当に気持ちが伝わってくるチームで、その中でも
特にメガホンと持ってゲキを飛ばす西山先生のリアクションを見ているだけでも、
よくわかるというか。試合中に起こるミスは、それだけに目を向けるのではなく、
そこに光る力を見つけ、選手らに伝えている。先生と選手の色がうまい具合に
ミックスされている、そんなカラーを感じたりします。
勝負の世界にいれば必ずつきつけられる勝ち・負けの現実。でも、それだけでは
ないものを見せてくれるチームのひとつ、名市工ラグビー部。夏を越え、
秋に成長した逞しい姿を見せてくれること、楽しみにしています。
春の総体を終えると3年生は進学のため、勉強の道に進む学校が多いと
お聞きする中で、名市工ラグビー部は秋の花園予選まで3年生が残るそうです。
3年生にとっては高校最後の夏、西山先生がおっしゃっていたいい思い出が
ひとつでも多く、みんなの心に残りますように。そう願っています。
@逞しい夏を!

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コメント

  1. 西山 より:

     このたびはチームの紹介や、写真をいただくなど、本当にありがとうございます。お礼が遅くなって誠に申し訳ございませんでした。
     チームの方はというと、落ちるところまで落ちきって最近は若干上向きつつあるかなといったところです。これからの練習試合や合宿を乗り越え、名古屋市立高校体育大会と、秋の花園予選にむけて選手と一緒にがんばっていきたいと思います。
     これから暑い夏がやってきますが、お体に気をつけてがんばってください。ますますのご活躍を期待しております。

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