桜咲く季節には笑顔で

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花園出場しながらも、悔しい思いでその舞台を後にした選手も多々。
30日。佐賀工(佐賀)と対戦した関商工。ベンチメンバーの中に1回戦で負傷し、
松葉杖姿で試合を見守る一人の選手がいました。


攻守にわたりチームの大黒柱。3年の冬、最後となった試合を花園第1グラウンドで
プレーできなかったFBの原選手。
「ベンチにいましたが、やっぱりみんなで一緒にプレーできなかったことは悔しい。
でもトライで終わったことはあきらめずに戦った証。自分としては今、できる最大限のこと、
外から声を出しチームを鼓舞することは悔いなく最後までできましたから」
少し赤くなった目で、ギュッと奥歯をかみ締めながら答えてくれた原選手。
@関商工、あきらめずにアタック
@チームの歴史に刻まれたトライ
白い包帯がぐるぐるに巻かれた足。慣れずに使いにくそうな松葉杖とともに、
花園で得た仲間との絆、そしてラグビーへの想い。
でも、桜が咲く季節にはまた笑顔を見ることができる。そう、桜並木に囲まれた
グラウンドで。あせらずに、しっかりと完治させ、次に会うときは、元気に走る姿を
楽しみにしています。

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