5日、天理大白川グラウンドでおこなわれた、天理大学対中京大学の練習試合後、
天理大学を率いる小松節夫監督に突撃アタック(天理高校の武田先生、
ありがとうございました)。
天理大学ラグビー部公式サイト
天理大学は4月末から始まったオープン戦もこの試合で終了。単純に結果だけを
みると4月26日の初戦、関西学院大と引き分け、5月5日の同志社に敗戦した
以外は、勝ち星を順調に積み重ねた充実した戦績(B戦、C戦は除く)。
そのあたりについてお聞きしたところ、
「勝ち負けはもちろん、自信に繋がりますが大切なのは内容であり、中身で
勝たなければすっきりしません。今日の試合も勝ちましたが、掲げていたことに
対しては全然よくない。我々にとって春、大勝していても秋の公式戦に勝たなければ
ダメ」と厳しい言葉。
@写真中央、小松節夫監督
「シーズンになればどのチームもミスは少ない。そこをいかにしてチャンスへ
繋げるか、ここが重要です。そういった意味で言えば今日の試合は、
チャンスがあったにも関わらず、そこでしっかり取りきれなかったことは反省材料。
U20日本代表としてチームを離れていたCTB立川とハベアが入り、彼らとの
新しい連携も不足しており、やることはまだまだたくさんあります」
と、温厚な横顔から時折、見える鋭い眼光は、現状に満足することない、
飽くなき向上心を非常に強く感じました。
‐‐ 春に掲げたテーマは?
小松節夫監督
「戦術より、まず1対1においての接点とリアクションといった個人の力に
力を入れてきました。そこは春で手ごたえを掴みました。成長した選手が多い中でも
昨シーズン、出場機会に恵まれなかった選手らは特に、飛躍的な伸びを
見せてくれました」
@A戦、SO鈴木選手(2年)
@A戦、No8山路選手(2年)
‐‐ スキル、フィットネス、メンタルを含め、どんな夏にしたいと
小松節夫監督
「地に足をつける為に、もう一度、春にやったことを含め、戦術をしっかり
させていきたい。そして何より、全ての面において鍛え直す夏にしたいと
思っています。秋の公式戦、目標はもちろん優勝。一丸となり頑張れば
不可能ではない、その手応えは十分感じていますから」
小松節夫監督、ありがとうございました。
今年は混戦といわれている関西大学Aリーグにおいて、昨年度3位より上位といえば
狙うは優勝のみ。献身的なフォワード、能力の高さを誇るバックスに加え、
個々の判断の速さ、横ではなく前に進む気持ちで80分間プレーする姿。
そして礼儀正しく、爽やかな挨拶。グラウンドで天理大学ラグビー部が発する
空気に触れたことで、これからが本当に楽しみと感じました。
天理大白川グラウンドにてお世話になった皆様。本当にありがとうございました。
成長を願いながら、天理大学ラグビー部の夏を、そして夏を越えて迎える
秋のリーグ戦開幕を、そして皆さんの元気な姿にまたお会いできること、
これからの楽しみにしたいです。天理は近いとわかりましたのでまたぜひ、
お邪魔させていただきます!
@個人的に。後ろの網で弁当の香り豊かだった野球部員からしきりに、
「しょーちゃん、すげーじゃん」の声がささやかれていたA戦、SH山本選手
@充実した夏になりますように、応援しています。