目指す方向性やチームの軸、勝利の方程式等、チームの数だけ、ラグビーの
色があるのかなと。試合には、勝ちと負けがついて回りますけども、その
二つに当てはまらないこともあるような気が。「見ていて楽しいラグビー」
というのは、見る角度によって勝ち負けだけでは、量りきれない、そんな思いが
多々あり。まあ、これは個人的に思うことです(微笑)。
イーストリーグで見た8チームは、それぞれ監督の色であり、ここまで
引き継がれてきたものや、選手の能力をいかす方向性と、どこも魅力的。
その中で、印象深かったのが、北陵中、守山東中。「爽やかさ」をものすごーく
感じました。
残念ながら、両校とも順位決定戦で敗れてしまいましたが試合後、監督に
お聞きした言葉から、北陵中、守山東中をつい見たくなる理由が、何となーく
わかったようか感覚。ふむふむ、そうか!と(微笑)。
北陵を率いる長谷川監督は、チームの指導方針として
「この先、中学を卒業してもラグビーを好きでいて欲しい。それがまずひとつ。
もちろん、勝てれば一番嬉しいですけどね」と。北陵中ラグビー部を巣立った
選手の8割から9割は、高校へ進学後もラグビーを続けているそうです。
守山東を率いる佐々木監督は、「通常の15人制と違い、中学は12人。
だから、ボールを大きく動かしスペースを使うラグビーを目指しています。
見ていても楽しいですよね、ボールが動いてると」。そして「試合になれば、
後はお前たちでやれと、選手らをグラウンドへ送り出します。初めて赴任した
のであれば、そうもいかないでしょうが、指導をしていくうちに、この年代はもう、
自分たちで判断を下せると僕は思っています。キャプテンが中心となり、
役割を考え、判断を自分たちが下すことは、非常に大事。だって、試合を
やっているのは選手ですからね(微笑)」。
ラグビーに対する好きという気持ち。自らで判断し、ボールを動かすこと。
大人も子供もラグビーへの想いは変わらないのですね。勝ち負けとは
違う角度から見た大切な心。今回、お話の中から、先生方の深い愛情に
触れ、ジーンとしみいるような温かさを感じました。本当に、ありがとうございます。
県内の中学ラグビー、名古屋市内の学校は、5月2日から市総体が始まります。
また、中学選抜は、6月、遠州灘で開催の東海総体(でいいのかな)へ向け、
練習を重ねているとのこと。この日見た選手の中にも、選抜メンバーが
いるのかな。
両校をはじめ、イーストリーグでお会いしたチーム、そして新しいチームと
グラウンドで会えることを楽しみにしています。
@なんかいいなー、こういう光景
@ナイストライ!