20日、全国5会場で1回戦が行われた「第46回全国大学ラグビー選手権」。
瑞穂ラグビー場では、法政大対流経大。立命館大対早稲田大の2試合が
行われました。試合後に行われた記者会見の声から。
日本ラグビーフットボール協会ホームページ
法政大 51-22 流経大(前半:31-3、後半:20-19)
☆法政大 駒井孝行監督
「大学選手権の初戦、まずはリーグ戦の2敗を払拭するためにも、春からやって
きたこと、自分達の強みを出し、そして自信を持ってやれと送り出しました。
前半、アングルとコースで抜き、敵のエリアで戦うというゲームパターンが
できたことはよかった。後半、少し点差が開いていたこともあってか、軽いプレーが
出てしまい、外国人選手の突破を起点に繋がれ失点したことは、リーグ戦と同じ
感じなので、ここは次に向けきちんと反省すべき点」
☆文字隆也主将
「今日は後半のディフェンスを課題としていました。前半はよかったのですが、
後半で少しスタミナ切れなのかわかりませんけど、ポンポンと取られたのは問題点。
またアタックの場面でフォワードにこだわりすぎた、という感があるので、ゲーム
プランをもう少し考えていきたいです」
☆流経大 内山達二監督
「前半、テンポよくゲームが進められず、課題のディフェンスがしっかり
できなかった。自分達の強みを出し切れなかった前半でした」
川西智冶主将
「監督と同じで前半、自分達の戦いができず、個人的に一番ダメだったのは、
ラインアウトが安定せず、上手くチームをまとめられなかったこと。後半は
自分らのラグビーはできましたが、やはり前半に出来なかったことが敗因の
ひとつであると思います」
立命館大 0-38 早稲田大(前半:0-24、後半:0-14)
☆早稲田大 中竹竜二監督
「立命さんの思い切った前に出るディフェンスと外に展開する速いテンポに
全くペースが掴めず、逆にこういうことをうちがやりたい、素晴らしいと思いながら
見ていました。早稲田として、そういった意味では成果をあげるものがないまま終わった、
という印象です。今日でステップアップしたいと思っていましたが、まだまだその力が
なかったのかなと。やろうとしたことがなぜ出来なかったのか。それを選手達が
自ら考え修正してくれることを期待しています」
早田健二主将
「今日の試合は、立命さんのディフェンスがすごいプレッシャーで、僕らとしてやりたい
アタックは全くと言っていいほどできませんでした。準備してきたアタックで、上手く
いってトライが取れたものもありますが、全然。次の相手は帝京。絶対に
負けられない相手なので、もう一度コンタクトの部分から修正していきたい。
変わったメンバーについては、コミュニケーションがまだ取れていないし、
自分を含めチームとしてまとまりきれていないので、次の練習から気持ちを
切り替え、帝京に照準を合わせしっかりやっていきたい」
☆立命館大 吉田義信監督
「どうもありがとうございました。目一杯戦いましたが早稲田の強さにかないません
でした。ディフェンスが前へ出てそれなりに止めることはできていましたが、最後の最後は
力尽きたか、という印象です。アタックの場面で、うちは早稲田さんと比べると
ボールキープ力が弱く、敵陣に入りもう少しでトライ、という場面でちょっと無理な
プレーをしたり、サイン一発で決めてやろうとしたところが上手くいきませんでした。
ディフェンスはかなりできるようになりましたので、次期に向け、いわゆる
ラグビーの継続、ボールキープがもう少しできるよう、やっていきたいと思います」
辻本雄起主将
「こんにちは。早稲田大学さんという強いチームに対し、我々立命館はこの1年間通して
やってきたことを全てぶつけようと、グラウンドに立ちました。監督が言われたよう、
ディフェンス面で満足するシーンはありましたが、攻め込んだ時のプレーの精度、
ブレイクダウンなど、こだわってトライを取りにいけなかったことが課題でしょうか。
でも、今の4回生が入学する前の126-0というスコアから今日は38-0。
得点は出来ませんでしたが、点差を縮めることができ、立命館にとって次へ繋がる。
今、やりきったという気持ちはあります」
大学選手権、2回戦は12月27日(日)。秩父宮と瑞穂でそれぞれ2試合行われます。
瑞穂では12時キックオフ、関西学院大対明治大、14時キックオフで
天理大対東海大です。個人的には関西勢2校の戦いが非常に楽しみ。
冬の寒さを忘れさせてくれる熱戦、期待したいです。