「辛抱の種は成長を遂げ、今まさに開花」
10日に行われたトップリーグ第5節、トヨタ自動織機シャトルズ対福岡サニックス
ブルース戦後の記者会見で、現在の順位について質問を受けたサニックス主将の
菅藤選手。
「まだトップ4とは対戦していないので。そういう意味でも来週からの2連戦がチームの
進化(真価とも言える気がする)を見せることができると思う」
藤井監督は
「うちはチャレンジャー。次のトヨタ、そして三洋と今まで以上の全力で戦いたい」
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藤井監督は、私が東海学生を追いかける以前、名城大のコーチをされていたことも
あってか、試合が近くであればついつい(微笑)。話を聞く機会もあって、
チームの成長、それを導く手腕、というのは非常に興味を持っていました。
ここ数年、ランニングラグビーとか、独自性がクローズアップされたりもしますが、
持ち続けた信念を貫いたからこそ、今のチームができあがった。その過程は
本当に尊敬の念。「辛抱してやってきたことが今、形になってきた」、と話す
関西系の口調が妙に耳に心地よかったり。毎年数試合しかLIVEで見ない
不届き者ですが、その中でもいろんな表情を見てきたこともあって余計に
言葉への重みを感じたり。
降格を経験、再昇格も経験。歩まれた道の厳しさ、それを乗り越えるには?
とお聞きしたところ、「迷ったら練習。負けたら練習、それだけです」と。
雑談を交えながらの話も終わり、次に対戦するトヨタに対してポツリ。
「トヨタには1回、勝ちました。公式戦ではなく練習試合ですけど。
その試合、グローバルでやったんですよね」
2003年5月11日。当時、トヨタは新チームがスタートしたばかり、
負傷者とジャパン組を除く編成で戦い、後半追い上げるものの35-26で
サニックスが勝利。7年を経て、その時と同じグローバルで戦う
トップリーグ第6節。どんな結果になるのでしょうか。
ただ、藤井監督の冗談とも本気ともつかない?誤算は
「トヨタが連勝で来てくれれば。一つ負けたことで、相手も目の色が
違うだろうからね」。
そう話す横顔、眼光が鋭かったのは、言うまでもありません(微笑)。
トップリーグ第6節、福岡サニックスブルース対トヨタ自動車
ヴェルブリッツ戦は10月16日(土)、14時キックオフ。試合会場は、
グローバルアリーナ@宗像です。
なお、会場内の、BAKERY&CAFE「Green Grass」では、スタジアム限定
「ラグビーボールパン」が発売。ここのパンは本当に美味しくて、
春のサニックスユースで会場に行くと私も立ち寄るお気に入りの
お店です。販売だけではなくセルフ方式のカフェも併設しているはずなので、
ちょっとtea timeしてみてはいかがでしょうか?
もう一つ。JR赤間駅から無料シャトルバスを運行予定(所要時間約
20分)。会場に入ってからの混雑も予想されますので、お時間に
余裕を持ってお越しくださいませ。
皆さんはどちらの会場へ。日本最高峰のジャパンラグビートップリーグ、
どうぞ、その熱をLIVEで体感してみましょ
ジャパンラグビートップリーグ公式サイト