9日、ヤマハジュビロの練習試合がおこなわれた東芝グラウンドで、マイクロソフトカップへ
進出を決めた東芝ブレイブルーパスの瀬川監督にアタック!
シーズンを振り返って、そしてマイクロソフトカップへ向けた熱い想いをお聞きしました。
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「今シーズンは、リーグ戦で4敗していることを考えると不本意であり、苦しいシーズン
でした。その結果が出てしまった原因のひとつは、去年と比較してゲームの中でやっては
いけないミスが多く出た。ここぞという場面で勝負のアヤというものを掴みきれなかった
と思います。トライ数が昨シーズンより減っていることに関しては、東芝の強みである
モールで取れていない。そこはうちとしても何らかの原因があるだろうし、対戦した
チームもしっかり研究してきていることが影響しているのでは。とはいえ、トライ数の
減少よりも失点が増えた。ここの方が重要です。特に後半で失点しているケースが多い。
その部分は、これから先の戦いへ向け今、しっかり修正しています。
そうですね、4敗はしましたがその中から、今まで見えなかったことがわかり、
いい経験を積むことができました。ケガ人の復帰という明るい材料も含めて、
チームは非常にいい雰囲気の中で練習をおこなっています。今日の練習試合で勝てば、
さらに嬉しかったんですけどね。
負けた結果をプラスに繋げ、そこをしっかりと活かす。マイクロソフトカップへ向けて、
昨年のディフェンディングチャンピオンとしてではなく、一戦一戦をしっかりと
やりきる。東芝は、トップ4に残った三洋、サントリー、トヨタにリーグ戦でいい結果を
残せなかったのでチャレンジしていきたいです」
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瀬川監督、ありがとうございました。
数多くの監督やチームの中で、どうしてもアタックしたいと思っていたのが、東芝の
瀬川監督。その理由は、開幕前におこなわれたトップリーグプレスカンファレンスにおいて
壇上で開幕カードの清宮監督と巧みなトークバトルを繰り広げた姿や、試合後会見で
周りへの感謝を言葉にする真摯な姿勢から、非常に好印象を受けたことでしょうか。
勝負の世界ではなかなか見せない笑顔、きっと練習場でなら見ることができるのではと
感じていたこともありました。
クラブハウスの一角でお話をお聞きしている時は、会見場で見る姿と変わらない様子を
感じましたが、練習場では柔らかく優しい笑顔を垣間見ることができたかなと。
監督として過ごす1年目のシーズン。最後には、笑顔で会見場へ現れる瀬川監督に
お会いしたい、そう願っています。
東芝ブレイブルーパスHP
ラグビー@MSNスポーツ