意思統一されたディフェンスの素晴らしさ

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「うちのディフェンスが80分間通して本当に良く頑張った」@三洋電機 宮本監督
「今日の試合はディフェンスに尽きる。今シーズンの中で今日は本当にすごかったと思う」
@三洋電機 榎本キャプテン
日本選手権準決勝、トヨタ対三洋電機。両チームの激しさと色が出た、
心に残る試合だったのではないでしょうか。
@トヨタ対三洋電機(前半)


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「攻め込んでも密集のジャッカルでターンオーバーされたシーンが幾度とあった。
簡単なミスが少ない中で、ディフェンスの差が出た試合だったと思います」と、
対戦相手、トヨタの石井監督が振り返ったよう、三洋電機のディフェンスは
ものすごかったと感じています。
@トヨタ対三洋電機(前半)
それは、決してトヨタが劣っていたとかではなく、密集からこぼれたボールに対する
瞬時の反応。体に叩き込まれたというか本能のようなものを感じました。
試合後、三洋電機のバイスキャプテン、相馬選手にアタックしたところ
「今日はディフェンスから我慢して展開できました。うちは、ディフェンスのシステムを
理解していない人間はグラウンドに立っていません。それをチーム全員がわかっています。
ビッグタックルを狙いにいく選手もいないし、コツコツと真面目な選手が多いんですよ」
と、お聞きしなるほどと。チームの意思統一があってこそのディフェンス。三洋電機の
強さを改めて実感しました。
@相馬選手(三洋電機)
決勝へ向けての意気込みは
「風が吹かないことを祈ってますね。楽しいラグビーをして勝ちたいと思います」と、
力強く話していただきました。
激しさ、熱さ、我慢、計算されたと他にもラグビーを語る際にはいろいろと言われますが、
「楽しい」という言葉に相応しいラグビーを見ることができるのは、トップリーグで
ヤマハ、そして三洋だと、私は思っています。
@トヨタ対三洋電機(前半)
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宮本監督は記者会見で、三洋電機のラグビーの型について
「三洋の型と言われましても理詰めの将棋とは違って、型にはこだわっていないんですよ。
ひとりひとりの判断でここまでやってきました。型といえばそれが、三洋の型なんで
しょうかね」と、話していました。
そういえば、同じようなことを以前のインタビューでも言われていたよなと。
今シーズン、三洋電機が繰り広げるラグビーを見て、楽しいと感じるファンは多いのでは
ないでしょうか。
16日(日)、決勝の舞台は東京、秩父宮ラグビー場。対戦カードはサントリー対三洋電機。
キックオフを楽しみに待ちたいと思います。
相馬選手、ファンクション終了後、本当にありがとうございました!

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