降格の切なさ

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26日、秩父宮ラグビー場でおこなわれた第一試合は、リコー対九州電力。
激しい降格争いの中で、生き残りをかけた戦いは、17-20で九州電力が勝利。
私は、前半のみグラウンドで観戦。ノーサイドは、会見場に設置してあるテレビの前。
普段は、賑やかな報道陣も、言葉少なげな雰囲気でした。
会見で、佐藤監督・伊藤キャプテンともに、
「今シーズン、応援していただいたファンの皆様に感謝しています」(佐藤監督)
「最後の最後まで熱い声援を送ってくれたファンの皆様に感謝しています」(伊藤キャプテン)
と、ファンへ感謝し、
「冷静に見ても、負けたという結果が全て。伝統あるチームに汚点を残してしまった。
来シーズンは、トヨタのような強い形で、しっかり上がりたい」(佐藤監督)
「個人の能力はあるチーム、それが15人になった時のかみ合いが不完全だった。
春から、しっかりと積み上げていきたい」(伊藤キャプテン)
と、話していました。
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降格に対する感情は人それぞれ。ヤマハスタジアムで何度も対戦したリコーが、
トップリーグの舞台を自ら降りてしまった。目の前で見た厳しい現実を、私は
「切ない」と感じました。
「現実を受け入れるのに、時間を下さい」と、言葉を繋ぐ伊藤キャプテン。
それでも、次の試合は容赦なくやってきます。次節、2月2日は博多の森で、
福岡サニックスブルースと対戦。自動降格という現実の結果。でも、ここまで
リコーが歩んできた過程を応援しているファンもたくさんいるはず。
最後の1試合。リコーという名のために、仲間のため、支えてきてくれた人達の為にも、
顔を上げ戦って欲しいと願っています。今シーズン、リコーが戦った証しを
記憶に残すためにも。

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