「指導をはじめて1年目には1年目の、2年目、3年目、そして4年目。それぞれの
チームに思い入れはありますよ」と30日、久我山との激闘後、今年のチームを
振り返った西陵の山田監督。「いい子達です」。計120分間の花園を終えた
選手達を見守る目にほんの少し、涙が滲んでいたのは、私の涙腺が弱かった
からそう見えたと、思っています。
試合後、最後尾でチームを支えてきた羽野選手との会話で、3年間の思い出話を
したら、「よく見てますね」と言われ、そんなに見てきたんだと改めてしみじみ。
個々の成長、チームの成長を見守る幸せな時間を過ごすことができ、
ああ、本当に感謝しています。今年の花園の記録、受け取っていただければ幸いです。
【Photo@30日、西陵】
山田和正監督@西陵高校
「スピードのある相手BKを前で止めていたよう、タックルはよくなった。
出場チームの中でも小さく、この体でみんな一生懸命やってくれたと思います。
シンビンは水物。そこでのチャンスではなく、前半10分から15分の間で
取れず、さすが久我山さんと感じました。前半2本取られましたが、
選手達の顔を見ても試合を捨てていなかったし、気持ちも切れていなかった。
毎年違うチームですが、この子らは僕が西陵で指導している、というのを
わかって入ってきた子達。かける思いはありましたね。いい試合でした。
そしていい子達です」
山田先生、ありがとうござました。
花園を終え3年生は引退。新チームの公式戦はすぐ目の前。
次の舞台に向け、西陵の1年は間もなく始まります。