「ラグビーの神様は、ラグビーだけではない、普段の行いをきっと、どこかで
見てくれてたんじゃないでしょうか。ここまでくると、実力は同じ。最後は・・・・・・」
まさに、死闘でした。関西大会決勝を彷彿させるような、そんな息詰まる
攻防。ノーサイドの瞬間、思わずホロリ。勝敗だけではなく、最後まで
あきらめなかった両チームへの感謝の涙でした。
決勝トライをあげたキャプテン。夏の関西大会は松葉杖でした。
京都に敗れ準優勝だった表彰式。仲間は君が賞状を受け取るべきだからと、
逆サイドのテントにいた君を大声で呼んだ。でも、時間の関係があって、間に合わなかった。
「松葉杖さえなければ」
「あそこまで走れたら」
もしかしたら、そう思ったかもしれません。
10月に復帰したものの、仲間の成長もありなかなか出場できなかった。
この全国大会でつけた背番号は「16」。でも、君はこのチームのキャプテンで
あり続けた。
きっと。どこかにいるであろう「ラグビーの神様」が、見守り続けた君の
がんばりに、フッと微笑んだのかな。
おめでと。あと1つ。自分の足で最後まで、走り続けてほしいです。
京都、大阪、奈良、そして参加全チームへ。
「みんな、がんばれ☆」