引き出しを増やす夏

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菅平に限らず、練習や試合のいろいろな場面で(特に高校かな)、
選手たちに、「今のプレーは?」と問いかけ、考えさせている
(と思う)指導者の姿をよく目にします。
あれやれ、これやれ、という指示は、その場面をしのぐ、乗り切る
という目でみれば、その通りに動けば割合的には上手くいくのかなと
感じますが、次に、同じ場面で同じことができるか、といえば、
「指示待ち」状態になってしまうのかな、なんて。難しいな、
と思いながら見ていたりします。
問いかけられた選手たちは、それぞれに考え、それをチームで
見た時にどうなのかを考え、そして行動(練習)している。
以前、とある先生が、「間違っている、それはこうした方が
いい、と指導者が言うことは簡単ですが、まずは選手たちが
考えたことをやらせ、それが上手くいかないときに、じゃあ
こんなことしたらどう?、と別の道を示してやる。その積み重ねが
彼らの引き出しを増やすことに繋がる、イコール、成長にも
繋がると考えています」と、とても深い話を聞かせていただいた
ことがあります。
夏の菅平には、選手やチームの考える姿があちこちのグラウンドで
たくさん見られると思います。ひと夏を越えて秋を迎えたとき、
みんなの引き出しが増えていますように。
山をおりましたが、それぞれの成長と活躍を願っています。

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