谷口レフリーにアタック

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2月2日、ヤマハスタジアムでおこなわれたトップリーグ第13節、
ヤマハ発動機ジュビロ対東芝ブレイブルーパスの主審を務められたのが谷口かずひとレフリー。
試合後のファン交流会会場で谷口レフリーにアタック。今日の試合の感想をお聞きしました。
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「まず、グラウンドが素晴らしかったですね。選手達がステップで足を滑らせる場面も
ほとんどなく、思うとおりのゲームプランができたのではないかと思います。
そうなると、パフォーマンスからして強いチームが勝ち弱いチームが負ける、
という結果になった感じでしょうか。
前半だけをみれば、東芝のワンサイドゲームになるのかなと。セットプレーの中で
特にスクラムにおいては、東芝がヤマハを上回っていると感じました。
どんな場面でもスクラムは押せる、負けないという気持ちが東芝の中にあり、
それがたとえヤマハボールのスクラムになっても、自分達は勝てるという気持ちの上での
余裕があったと。両脇のフランカーを筆頭に、次のプレーに対し素早く反応
しながらゲームを進めていけたと思います。逆にヤマハは、圧力を受けたことで
攻めのオプションを出し切れなかった。でも、後半に盛り返したのは
ここがヤマハのホームであり、ホームの戦い方を知っている強みを出し、
細かいパスを繋ぐ攻めが後半のスコアになったと思いましたね。
とはいえゲームを通してペナルティ(※)がそれほど多くなかったはずですよね。
ペナルティが少ないことは、プレーの流れが止まらない。両チームを応援している
ファンの方々は結果を求めてしまうかもしれませんが、ラグビーを初めて観戦にきた、
興味があって足を運んだという層に対しては、ボールがよく動き面白い試合だったと
感じていただけたんじゃないでしょうか。両チームの持つ色がゲームの中に出ていたし、
ヤマハは前半の段階で離されながらも後半は食らいつくという激しさがありました。
バックス陣にいい選手が揃っていると思いますが、最後はお互いの総合力が点差に
出たのかなと。
実は、今年のトップレフリーの中で唯一、全13試合笛を吹きました。吹ききったことは、
嬉しいし自信にもなります。7月にしっかりと走りこんだし、トレーニングを続けて
きましたから、その影響もあると思います。レフリーもお互いが競争であり、
パフォーマンスが悪いと評価されれば、その後の試合は吹けない場合もありますから。
まあ、願わくば若手レフリー達に早く上がってきてもらいたい、なんて思ったりも
しますけどね。
先のことを考えるより、目の前の試合に対し全力で取り組む。その姿勢はこれからも
変わりません。トップリーグの全試合はまだ終了していませんが、このあとも吹けるなら、
日本でベスト3に入ることができ、嬉しいなと思います」
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谷口レフリー、ありがとうございました。これからもご活躍を応援しています!
(※)このゲームのペナルティ数(公式記録より)
ヤマハ:9(前半2)、東芝:7(前半4)
谷口レフリー、今シーズンのあしあと
第1節:10月27日 三洋-クボタ
第2節:11月 3日 ヤマハ-NEC
第3節:11月10日 リコー-三洋
第4節:11月17日 九電-トヨタ
第5節:12月 1日 IBM-サニックス
第6節:12月 8日 神戸-コーラ
第7節:12月15日 リコー-NEC
第8節:12月22日 東芝-神戸
第9節: 1月 5日 九電-IBM
第10節:1月13日 神戸-トヨタ
第11節:1月20日 サントリー-クボタ
第12節:1月26日 コーラ-NEC
第13節:2月 2日 ヤマハ-東芝

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