広がれ、芝生の輪

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グリーングラスみえをはじめ、多くの方々にご支援をいただいた
朝明高校グラウンドの芝生化。9月23日に行われたオープニングセレモニーの
様子などを。


@整列
@朝明高等学校校長の川畑幸永先生のご挨拶
@三重県体育協会会長、岩名秀樹さんのご挨拶
「外国では当たり前の芝生グラウンドも日本においてはまだまだ。
お金をかけていいものを作るのではなく、いかに低コストでいいものを
育てていくか、その第1号ともなる朝明の芝生化は、順調に生育するかと、
心配しましたが、今こうしてみると、立派なグラウンドになっている
ことは、非常に嬉しい。この取り組みをスタートに、三重県では
子供達がどんなスポーツであれ芝生のグラウンドでできるよう、
そういう時代が来るように、皆さんと一緒に作っていきたい」
@朝明高校ラグビー部と四日市ジュニアラグビースクールよりお礼の花束
@朝明高校ラグビー部、高光主将より、お礼の言葉
「成長を毎日見てきた芝の上で練習をし、花園出場を目指します」
@テープカット
さて、芝生化にあたっての問題点で思い浮かぶことといえば、
・コストがかかる
・メンテナンスに時間や労力かかる、
・養生時期はグラウンドが使用できない、などなど。
コストに関して今回の植え付けは、低価格で行える「鳥取方式」を採用。
「鳥取方式」は、簡単に言えば、ポット苗を等間隔で植え付け(朝明は75センチ
でしたっけ?。通常は50センチ間隔ぐらいだそうで)、あとは、芝刈りと水と
施肥をコツコツ続けるといった感じ。植えた苗はその後、まず横へのび、
のびた同士がぶつかったら、上へ伸び、密度を濃くしていくのかと。
(聞いた話しと、グリーンスポーツ鳥取のホームページでの情報を参考にしました。
また植え付けは基本的に春から初夏にかけてのみ。草取りはしない、
個人的な感想としては、数河高原のグラウンドに似ているかな→草と芝が
混在している感覚)
「グリーンスポーツ鳥取」芝生化計画より
ランニングコストは、日々の水と肥料。芝刈り機は高価な買い物になりますが、
一度購入すれば、半永久的に使用できますし、例えば、芝刈を主にしているところから
(三重で言えば、鈴鹿ガーデン等)、中古での購入など、方法はいろいろ。
刈った芝を集めておくと、腐敗し臭いが発生するのではというのも、朝明では
全く問題がないとのこと(これは、学校環境によって差があるのかもしれません)。
もうひとつ、問題なのは芝刈り等メンテナンスに費やす労力。朝明の斎藤先生に
お聞きしたところ、「これが一番大変だった」とのこと。授業の空いた時間に
芝刈り機を駆使、「グラウンドの芝生化を失敗するわけにはいかない」、という
プレッシャーも多少なりあったそうで。グリーングラス・みえの多大なる協力、
多くの方のサポートを受け、地道ながらも一番重要な作業をここまで
継続されてきた姿勢には、本当に尊敬の念。
地道な作業の中での発見といえば、負傷でリハビリ中の選手らが水撒きなどの
作業に携わるようになったことで、自分達が手をかけたという愛着がより沸き、
グラウンドに対する感謝の心が芽生えたことでしょうか。これ、メンタル的に
ものすごくプラスになるのではと思ってみたり。
養生時期のグラウンド使用に関して、朝明高校は2面取れる広さがあるので、
問題は無かったとのこと。導入の際に養生期間中、活動できる場所の
確保、というのは、ひとつの課題かなと。
さて、朝明高校の芝生グラウンドを見た関係者の方の話では、順調に進むようなら
来年、もう片方も芝生にしよう、という声が上がっているそうで。何だか壮大な
ロマンに、すごいと感心しきり。
オープニングゲームを終えた芝生グラウンドはこの後、冬芝の種を蒔き
緑の密度をより濃くしていくとのこと。芝へのチャレンジが三重県から全国に
発信され、いつの日か子供も大人も元気に芝の上を走り回れるようになるといいな。
すぐは無理でしょうが、自分が老後になった頃にはそうなるといいな。
そして、みんなの笑顔を撮りたいな。そんな夢を抱かせてくれた、朝明高校の
グラウンド芝生化に感謝。これからも見守っていきたいなと思っています。
@広がれ、芝生の輪!

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