4月1日から「第11回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会」

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4月1日から、熊谷スポーツ文化公園熊谷ラグビー場を舞台に行われる
「第11回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会」。各ブロックの新人大会を
勝ち抜いた26校と開催県、前年度優勝ブロックの各1校、チャレンジ枠、
実行委員会推薦各2校の計32校の精鋭達が熊谷に集結。20分ハーフの
予選リーグ2日間に挑みます。
東海ブロックからは、春日丘(愛知)と朝明(三重)、そしてチャレンジ枠にて
木本(三重)が出場ということで、東海勢の活躍はとても楽しみ。全国の舞台で
輝いて欲しいな。
熊谷ラグビー場の正面には、(たぶん)第10回大会まで毎年の出場校、
登録選手名が刻まれたプレートが掲げられているはず。連続出場の学校は
それを見ると、「帰ってきた」という思いや、先輩が残した足跡を思い出したり
するのかな。個人的には、昨大会途中で、愛機第1号が天国に旅立ったこともあって、
熊谷といえば、それはもう思い出深くて。そんな素敵な大会に、今年は私事で
いけず、残念、無念・・・・・・。
@ラグビー場正面。昨年の画像より。第10回は正面階段向かって右側かな?


というわけで、行けないのですが思いは熊谷に・・・・・・。新人大会を追いかけた
雑記です。
【予選リーグ1日、2日:20分ハーフ】
☆Aグループ☆
東海大仰星、朝明、長崎北、黒沢尻工業
近畿1位がこのブロックで、東海大仰星対京都成章の近畿大会
決勝カードの勝者いかんで、朝明と京都成章のリベンジ(花園1回戦)か、と
個人的にドキドキしたAブロックでした。近畿1位、東海大仰星の土井監督は、
決勝後、「伏見工、大阪朝高との対戦では残り15分が大苦戦。ここできっちり
取れるようにしたい。うちは、花園を経験した選手が少なく、練習でできていることが
試合でできないことも多く、もっと経験値を積む必要があります。また、選抜の予選リーグは、
20分ハーフで予測できないこともあると思います。うちとしては、相手どうこうより、
今までの練習でやってきたことを出す。基本を忠実に、きっちりとやりたい。
目指すは優勝。東福岡を越えたい」と、強い決意。決勝は京都成章に先制
されながらもSO垣内選手の丁寧なゲームコントロールを中心に、主将CTBの
堅実なプレーで落ち着いた試合運び。理解能力の高さ、柔軟性を兼ね備えた
チームの成長は期待大。また、岐阜出身の井波選手(決勝はWTBで出場)が
いて、東海勢の活躍も楽しみ。
東海選抜3位で全国に挑む2年連続出場の朝明。千種(愛知)との
3位決定戦は完封勝利。斎藤監督は「いつも通り。ここで負けたら春の公式戦が
終わりという中、頑張って次の新しいステージに進むことができ嬉しい。
準決勝の春日丘戦は僅かな差。試合後に、一人ひとりが細かい部分と向き合い、
チームとしてそれを修正できたことも勝因のひとつ。今年は(今年も?)真面目な
チームで穴がなく、ディフェンスは固い。部員数が多く、日常の練習が試合に
なり、毎日がレギュラー争いですね。選抜は、宿題をたくさんいただける
貴重な経験の場。目標は決勝トーナメント進出。頑張ります」と、意気込みを
話していただきました。昨年からのレギュラーでもある、No8大石選手、
SH木藤古選手、CTB難波選手を軸に、強豪校に思いっきり当たって欲しいな。
熊谷の強風も、朝明は風に慣れているので、大丈夫!。GO!、朝明!。
☆Bブロック☆
東福岡、木本、光泉、正智深谷
チャレンジ枠で出場の木本は、東海選抜で2位と躍進。現2年生(新3年生)は
中学校選抜時代から共にプレーしてきたこともあって、まとまりの良さはピカ一。
東海選抜決勝では、体調不良の選手が数名出てしまったものの、代わりを務めた
選手達が遜色ないプレーを披露。「チャレンジ枠の名の通り、全国の強豪校に胸を
借りるつもりで力の差を教えていただきたい。ボールを大きくふって、ふって、
バックスに展開するといった、体の小ささを生かし、走力で活路を見出したい」と
話していただいたのは、大徳先生。FWでは第3列、No8仲森選手、6番杉谷選手、
7番立嶋選手の両FLらを中心に、主将CTB德永選手やFB山口選手のライン参加など、
大舞台に気後れすることなく、持つ力を存分に発揮して欲しい、そう強く願います。
SH加藤選手の捌きが個人的な期待。
でもって、この世代、昨年6月の東海U17選抜セレクションに、講師として東福岡の
谷崎先生が来られていたので、もしかしたら再会かな。成長した姿を見せることも
恩返しのひとつかも。
この中では、終了間際のPG成功で近畿5位を逆転で掴んだ光泉(初出場)も楽しみ。
高速バックスは今年も健在。粘り強いディフェンスは、見ている側も思わず力が
入ってしまう、そんな印象でしょうか。
☆Cブロック☆
本郷、佐賀工業、岡山合同、秋田中央
☆Dブロック☆
流経大柏、石見智翠館、北条、札幌山の手
☆Eブロック☆
尾道、磐城、常翔学園、茗溪学園
☆Fブロック☆
大阪朝高、常総学院、延岡星雲、日本航空石川
近畿3位で2年ぶりの熊谷へ登場するのは大阪朝高。近畿大会のシード決定戦は前半、
キックで陣地を取りながらの展開。風上の常翔学園はテンポ良く攻めるが、ミスも
ありトライまで至らず。なかなか敵陣に入れなかった大阪朝高は22分、敵陣で得た
ペナルティを起点に展開、WTB金時裕選手が走りこんで先制。後半もなかなか得点は
動かず、残り5分で2本連続トライをあげた大阪朝高が、粘りを見せた常翔学園を
振り切って勝利。呉英吉監督は試合後、「勝って選抜に行きたかったので、いい形で
繋がったと思う。近畿代表としてしっかり戦ってきたい」と、2年ぶりの熊谷に向け、
気持ちの入ったお話を聞かせていただきました。近畿決勝で見たFL鄭宏基選手の
タックル、もう一度みたいな。
☆Gブロック☆
京都成章、春日丘、長崎北陽台、慶應義塾
4年連続4回目の出場となる春日丘。県支部予選3位から進んだ県大会では
準決勝で西陵、決勝で千種をやぶり愛知県1位で東海選抜へ進み、
見事優勝。軸となるポジションは、昨年から試合に出場している選手が
務めるものの、FW8人中5人(東海選抜決勝時)が1年生と若いチーム。
それだけに、試合経験をスポンジのごとく吸収し、右肩上がりの成長カーブを
描くチームは、まさに伸び盛り。積極、かつ安定を見せるHB団、SH小林選手、
SO大西選手のゲームコントロールを、FB犬飼選手が後方からサポート。
東海選抜決勝後、宮地監督は「勝つことでゲームの運びが上手くなり、安心して
見ていられる。接点の厳しさであり、今のディフェンスが全国でどこまで
通用するか、楽しみ」と、4年連続の熊谷での手応えを、監督自身も楽しみに
している様子。
さて、春日丘と同じブロックが京都成章。「まだまだですよ」とおっしゃる
チームは、2月に朝明で見たチーム?と思えないほど、まとまりがあり、
持つ才能をのびのびと発揮していた印象。近畿大会決勝ではリズムよく先制と、
このまま流れを持っていく、そんな勢いを感じました。「前半のリズムは
よかったのですが、後半の疲れが力の差であり、スコアに出てしまいましたね」と
湯浅監督。「経験値は上がった。後はコントロールしたい。久々の熊谷なので、
初出場と一緒ですよ。大会まで期間は短いですけど、一からやり直して臨み
たいです」と、話されていました。
☆Hグループ☆
桐蔭学園、筑紫、新田、秋田工業
全国にある無数の星達。今の輝きに差はあるかもしれませんが、可能性にエールを、
そして全力ラグビーを多くの温かい目で見守っていただけますように。
また、選手だけではなくMO陣にも熱く温かいエールをお送りいただければ。
特にMO陣の皆様、行けずにすみません・・・・・・。もう少し先の大会で、
モゴモゴ・・・・・・。
さあ、春の陣のキックオフはもうすぐ。今年の熊谷、風の影響は、天気は?。
遠方より向かう皆様、道中安全運転で。
観戦の皆様、高校生の熱、そしてラグビーを楽しんできてくださいませ。
全国高体連ラグビー専門部公式サイト

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