19日、ヤマハ大久保グラウンドにいらした村田亙7人制男子日本代表監督に
アタック。先日おこなわれた、7人制日本代表セレクション合宿の狙いなど
お聞きしました。
「今回の合宿の位置づけは、「4年後を見据えて新たなスタート」。3月に
おこなわれたワールドカップ後、初めての集合は、学生を中心にプラス、
従来のメンバーを召集しました。学生に関しては成長した姿や、それぞれの
持ち味を見せてくれたので、非常に嬉しく思っています。
7人制として一番重要なものをあげるとすれば『スペシャリストの育成』。
ゲームメイクができる選手、キックオフでキャッチのできる選手、スピードスターと
まずはこの3点。もちろん、必須条件はディフェンスができること。
例えば、ゲームメイクができる、これは松下(ヤマハ)。キックオフがキャッチ
できる、これは桑水流(コーラ)。そしてスピードスターとして、徐(ヤマハ)。
このタイプの選手が3人揃えば試合ができます。4年後のワールドカップ
セブンズに向けた準備として、スペシャリストの育成であり、若手を育成していく
ことを、今から行うのが重要だと思っています。
@徐選手(ヤマハ)
今後の試合予定としては、ケニアセブンズと7月のワールドゲームズ
※(高雄@チャイニーズタイペイ)。そして12月の東アジア大会。7月の大会は
各チームの理解をいただき選手が揃うと思いますので、勝ちにいきたい。
12月はトップリーグ期間中につき、メンバー編成は未定ですが、アジア
チャンピオンを取りたい。そういう意味でも若手の育成が、重要になってきます」
※ワールドゲームズ:「第2のオリンピック」ともいわれ、国際的トップアスリート
による総合競技大会。国際ワールドゲームズ協会
(IWGA:International World Games Association)主催、
国際オリンピック委員会(IOC)後援で4年に1度、夏季オリンピック競技大会の
翌年に開催される。
(特定非営利活動法人 日本ワールドゲームズ協会ホームページより抜粋)
今回行われた合宿の狙いをお聞きした後、今年から通い始めた大学院に
ついて少しアタック。
「今は大学院でスポーツの歴史をはじめ科学的、心理的なことなど勉強の毎日です。
でも、思えばこれまで歩んできた道が大学院で学んでいることの予習で、
今は、復習をしているという感覚ですね。40歳を過ぎ、人生の折り返しに
入ったこれから先の10年が、僕にとってもラグビー界にとっても勝負の年。
7人制が15人制の登竜門になるよう、そしてラグビー界の発展に貢献できるよう、
預かった選手の育成や強化に責任を持って取り組んでいきたいです」
村田監督、ありがとうございました。
@19日の大久保グラウンドにて
4年後を見据えたスタートとなる5月17日、18日のセレクション合宿には
16名の大学生、17名の社会人と総勢33名が参加した様子(ワンデーの選手も含む)。
村田監督率いる7人制代表の成長を今回召集された選手の活躍を、
これからも見守り応援していきたいなと思います。
4年後のワールドカップセブンズに向け新たなスタートを切った村田監督に
エールを。
応援しています!