9月20日（日）、月寒屋外競技場にて「2009-2010ジャパンラグビートップリーグ」
第3節の東芝ブレイブルーパス対ヤマハ発動機ジュビロの一戦が行われました。
湿度が約40％（瀬川監督談＠東芝）という非常にカラっとした空気が爽やかさを
感じさせる絶好のラグビー日和。多くの観客が固唾を呑んで見守った熱戦の行方は？
会場でお会いし、お世話になった皆様。本当にありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしながら、東海地区をベースに活動を続けて
いきます！
北海道ラグビーフットボール協会ホームページ
【試合結果＠トップリーグ第3節】
東芝ブレイブルーパス 27-15 ヤマハ発動機ジュビロ
（前半：12-5、後半：15-10）
風下のヤマハキックオフではじまった前半。ヤマハは敵陣に入るも、最後の詰めが
甘く、ゴールラインを割ることができず、その後もアゲンストの風にボールが押し
戻されるなど我慢の展開。先制したのは東芝。7分にヤマハのミスから上手く繋いで
トライをあげると、12分にも、敵陣ゴール前でボールを動かし続け追加点で12-0。
ヤマハは掴んだチャンスを単純なミスで活かしきれず、逆に連続ペナルティと東芝の
寄りの速さに自陣ゴールを背負ったディフェンスの時間帯へ突入。しかし、
15人の体を張った守りで東芝の攻撃をくい止め、前半終了間際、ようやく
ハーフウェイ付近まで陣地を戻し、ラックの連取からグランタ選手が大きくゲインし、
東芝のゴール前へ。岡選手が素早く捌いたパスを受け取った大田尾選手が左隅に
飛び込みヤマハ、待望のトライ。12-5と東芝のリードで前半を折り返す。
後半、優位な風上に立ったヤマハだが、東芝キックオフのボールをキャッチミス。
すかさず、連続攻撃を仕掛ける東芝が風下ながらも丁寧に繋ぎ、2分に廣瀬選手が
トライ。17-5とリードを広げる。その後、1次のゲインは切るも、2次でターンオーバー
されるなど、なかなかリズムが掴めないヤマハに対し、東芝はペナルティゴールと
強みの継続プレーで追加点をあげ27-5と大きくリード。敵陣ゴール前、武器とする
モールで押し込むも、ゴールラインまで届かないヤマハは21分、大田尾選手が
ドロップゴールを決め、27-10とようやく得点を動かすと、24分には
ゴールライン付近に上げたキックを中園選手がディフェンスと競り合いの中で見事に
キャッチし右中間にトライ。五郎丸選手のキックが決まり27-15。残り10分余り、
この勢いを得点に繋げたかったが、東芝がボールを奪うと、懐の深さを見せ、
キックを多用することなくしっかりキープし、ノーサイド。
【試合後記者会見】
瀬川智広監督＠東芝
「東芝として久しぶりに北海道でのトップリーグ開催。応援にきていただいた方々に
良い試合をしたいと思っていたし、前後半の入りも、ボールを動かすこともでき
よかった。ただ、試合の中盤で膠着した状態を作ってしまったことは反省点。
今後、改善しもっといいチームにしていきたい」
廣瀬俊朗選手＠東芝
「東京から、静岡からかけつけていただいた両チームファンや北海道のファンに感謝
申し上げます。ゲームは前半、2トライを取った後、膠着したまま前半終了間際には
ヤマハさんにトライを取られてしまったよう、少々フラストレーションの
たまる試合でした。ただ、風下の後半は、ディフェンスがよく頑張って、キックの
1トライを取られただけ。ゴール前をしっかりと守ったのは評価できると思います」
ケビン・シューラー監督＠ヤマハ
「風下の前半は、2トライ取られはしたが、それ以外は我慢し高い規律を持ち
プレーができた。後半、風上になりチャンスはあったが、最初のキックオフでミスを
して、我々が1次でゲインをしてもターンオーバーされたり、ミスをしたりとリズムを
つかめなかった。両チーム接戦でいい試合だったと思う」
山村亮選手＠ヤマハ
「前半は風下で我慢強く戦い終了間際に1トライとって、いい形で後半にと思ったの
ですが、風上の後半キックオフでミスをし、トライを取られ流れに乗れなかった。
その後はヤマハらしい形で1トライ取れたのでもう1本と繋げたかった。
ゲームに対する入り方を前後半とも、次に向けしっかりと修正していきたい」
＠ベタな写真ですが、北海道は快晴で爽やかな気候
